2020.07.23
全身に入れ墨を施す人も少なからずいますが、なぜ体中に入れ墨を彫ったのでしょうか?
気になる理由について調べてみました。
昔の人が全身に彫った理由とともに、比較しながらみてみましょう。
■昔の人が全身に入れ墨を入れていた理由
昔の漁師は、全身に入れ墨を入れていました。
これは海で事故にあってどこかに傷ついた遺体が流されても、入れ墨でその人を判別できるようにとのこと。
現在のように安全に漁をおこなうことはできず、DNA鑑定などで身元を特定することができなかったためです。
そのため、江戸時代では火消しやとび職などの身体にも入れ墨が入っていました。
また、裸で日本中を飛び回る飛脚は裸スタイルだったため、全身に入れ墨を入れていたとのこと。
これは肌を露出するのが恥ずかしかったため、着物のような入れ墨を入れていたという説があります。
■現代人が全身に入れ墨を入れる理由はある?
現在では危険な仕事だからと、全身に入れ墨を入れることはありません。
衣類が発達したことにより、安全性の高い衣服で体を覆うことの方が一般的でしょう。
肌を露出する仕事は少なく、あったとしても入れ墨を彫ることはありません。
入れ墨に暴力的なイメージが強まったことから、世間からは好まれなくなったという背景があります。
では、そんな現代で全身に入れ墨を入れる人にはどのような理由があるのでしょうか?
■全身に入れ墨を入れた人たちの理由
全身に入れ墨を入れたモデルがいますが、彼女も最初は興味があっただけとのこと。
「お前には無理」という言葉に反発して背中に入れたところ、他にも入れたいと肩から腹部、脚にかけて大きな入れ墨を施しました。
ロシアには12年にわたって全身に入れ墨を入れた男性がいますが、ガン治療の結果皮膚に疾患を抱えてしまったことが原因とのこと。
入れ墨を施すことで、新しい人生を受け入れられた人もいます。
些細なきっかけや人生をやり直したいなど、人それぞれ理由があるのでしょう。
全身に入れ墨がなくても、自分が入れ墨を入れた理由について改めて思い出してみましょう。
特に理由がなく、いま現在必要ないと思う方もいるのではないでしょうか?
入れ墨は病院で除去することができるため、不要となる理由ができた方は美容外科にて相談してみてください。
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