2018.12.21
日本では刺青に対する偏見がまだ残っており、生活のしにくさから消したいと思う方もいるのではないでしょうか。
刺青をすることで生活環境が変わるのは大きなメリットです。
しかし、刺青除去にはさまざまなリスクがともなうため、メリットだけを考え、リスクを理解しないまま治療を行うと思わぬトラブルを起こすことがあります。
そこで、ここでは刺青除去において、メリット以外の部分にも目を向けて慎重に判断することが大切な理由についてお話します。
■刺青とは
刺青とは、肌にインクを埋め込み、さまざまなデザインを描くものです。
特に若い世代で、刺青やタトゥーをファッション感覚で入れる方が多いです。
最近では、眉やアイラインなどの「アートメイク」といわれる、一種の刺青のようなものも人気となっており、刺青が身近なモノとなってきています。
■刺青除去をするメリット
刺青除去には、社会的な信頼の回復というメリットがあります。
日本では刺青があると悪い印象を抱いてしまう人もまだまだ多く、プールや温泉などの公共施設への入場を断っているところも多いです。
ビジネスや結婚などに影響を与えてしまうことも少なくないため、消したいと思っているのであれば、刺青除去をするメリットはあります。
■刺青除去をするうえで知っておくべきこと
対人関係におけるメリットは大きいですが、刺青は後で除去しようとしても簡単には消せません。
入れるときにも痛みや感染症などのリスクがありますが、消すときも同じです。費用も時間もかかります。
刺青の状態によっては後遺障害や手術によるトラブルを起こす可能性もあり、刺青を入れる前のようなきれいな状態に戻せないことがほとんどです。
■刺青除去の方法とリスク
刺青除去は大きく分けると4つあります。
メスを使わないため治療による傷跡ができにくいですが、強力なレーザーを照射するため、やけどなどのリスクがあります。
小さなものであれば1回で除去できますが、切開するため切開跡が残ってしまいやすいです。
皮膚を削り取るため、ケロイドになることがあります。
別の部分から皮膚を採皮してくるため、刺青があった部分以外にも傷跡ができてしまいます。
どの治療にもリスクがあるため、手軽さや価格などで即決してしまうのではなく、メリット以外の部分にもしっかりと注目して選ぶようにしましょう。
2020.08.13
2020.08.11