2019.04.08
刺青を除去するためには、いくつかの方法があります。
レーザーを当ててインクを細かく砕く方法、切開して刺青を切り取ってしまう方法の他に、刺青の入った部分を削る「削皮」という方法があります。
削皮とはどんな方法で、どんなメリットがあるのかをご紹介します。
■刺青の削皮とは?
削皮とは、剥削(ハクサク)やアブレージョンとも呼ばれる治療法のこと。
病院によって表記は異なりますが、治療法は変わりません。
皮膚に入っている刺青を、専用の道具を使って皮膚ごと削り取る方法です。
もちろん局所麻酔を使用するため、施術中に痛みを我慢する必要はありません。
皮膚表面を必要なぶんだけ削り取り、刺青を完全に除去してしまうことができます。
擦り傷や火傷のような傷跡は残りますが、数ヶ月で目立ちにくくなっていきます。
■削皮による刺青除去のメリット
刺青ごと皮膚を切り取る切開法と異なり、広範囲の刺青にも対応することができます。
刺青のカラーや模様に関係なく、広範囲でなければ、1度の治療で取り去ってしまうことも可能です。
患部を濡らさなければ、当日からシャワーを浴びることも。
日帰りで治療してもらいたい、早くに刺青を除去してしまいたいという方におすすめです。
刺激を与えないよう注意し、経過が良好であれば、徐々に皮膚が再生していきます。
ただし、消毒のために通院が必要なこと、皮膚が再生するまでに時間がかかることを覚えておいてください。
■安易に削皮を選ぶのはNG!注意すべきことは?
皮膚を切開するのは怖い、レーザーでは時間がかかりそう。
そんな方にとって、刺青の削皮は魅力に感じることも。
ですが、皮膚を削る技術はとても難しく、削り過ぎた場合にはやり直しがききません。
安易に削皮ができる病院を選ぶのはNGです。
経験が多く、スキルの高い医師でないと対応が難しいため、病院を選ぶ際には、実績があるかどうかを確認してください。
また、刺青や箇所によっては提案できる治療法が他にあることも
刺青除去ができる病院ではなく、刺青除去を得意とする病院を選びましょう。
刺青除去には削皮という方法もあり、治療を検討してみたいと思った方もいるでしょう。
ですが、非常に難しい治療法でもあるため、病院選びは慎重におこなってください。
信頼できる執刀医を見つけ、安全な病院にて治療を受けるよう注意しましょう。
2020.08.13
2020.08.11