2019.05.07
大きな刺青だと除去法が難しい。
なるべく早くに消したいけれど、そんな方法はあるのかと不安に思っている方、「皮膚移植法」という除去法をご存じでしょうか?
刺青除去したところに、別の箇所から採皮した皮膚を移植するという方法のメリットとデメリット、その詳細について説明します。
■刺青除去には皮膚移植法もある
刺青除去の方法には、レーザー/切開法/ハクサク法という、いくつかの除去法があります。
刺青を切除して皮膚を縫合する切開法や、刺青を削り取るハクサク法であれば、早期に刺青を消すことが可能です。
ですが、大きな刺青となると切開法は難しい。
ハクサク法では広すぎて・・・と悩まれることも。
そこで皮膚移植法という方法を用いることがあります。
刺青が入っている皮膚を削り、別の部位から自身の皮膚を採皮して移植します。
1週間ほどで皮膚が生着してくるでしょう。
■皮膚移植法のメリットとデメリットは?
まずは大切なデメリットから。採皮した箇所に傷を作ること、植皮部分の皮膚が周囲と色が異なってしまうことを覚えておきましょう。
刺青除去は皮膚移植法に限らず、元のキレイな皮膚に戻すことは難しいこと。
手術後しばらくは凸凹が目立ちます。
メリットは、刺青の色や範囲、深さにかかわらずに対応できます。
広範囲で他の除去法が難しい場合には、皮膚移植法で対応することがあります。
手術後しばらくは肌がつっぱり、かゆみが生じることもありますが、期間をおくことで徐々に色味が抜け、赤みが目立たなくなってきます。
■皮膚移植法はこんな点に注意!
皮膚移植は体への負担も大きいため、手術後4日間は安静にしなければいけません。
仕事や入浴、飲酒などについては、医師の指示を守るようにしましょう。
安静にするほどに順調な経過をおくることができるため、無理をしないよう気をつけてください。
また、手術後の経過が順調でも、日焼けや摩擦などの刺激を与えることはNGです。
皮膚移植は技術が必要な手術です。
病院を探す際には、皮膚移植法の実績がある病院を選ぶようにしましょう。
大きな刺青だからとあきらめていた方も、皮膚移植法ができる病院ならば、刺青を除去してもらえるかもしれません。
デメリットや注意点をしっかりと踏まえながら、カウンセリングにて相談してください。
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